スプラトゥーンってゲームがありますよね。
インクが出るブキで地面を塗ったり相手を制圧したりするアクションゲーム。
私はSwitchの「スプラトゥーン2」からプレイし始めましたが
我ながら、ほんっとーーにヘタで。
なかでも『サーモンラン』。プレイヤー4人で協力しあってクリアするモード。
「カモン」や「ナイス」などと声をかけあいながら協力してバイトするのはとても楽しいんですが…
これも我ながらほんっと…………にヘタで。
例えば、右に行きたいのに左に行ってしまう
(脳と身体がうまく連動しない)
スペシャル技を使おうとした矢先にしぬ
(周りをよく見ていない)
思うように身体が動かなくて涙目。
仲間のイカちゃんたちの的確な動きが眩しい。
「どうしてそんなにスイスイとできるんだろう?」と思う。
おなじ人間なのに。
と同時に、
「息子もたびたびこんな気持ちなのかもしれない」と考えました。
息子のこと
息子はこの春、小学校に入学しました。
これまでの息子は、赤ちゃんのときから発達がのんびり。
幼稚園に通いながら療育も併用で受け、
小学校への就学問題は夫婦のあいだでも常に我が家の心配事第1位になっていました。
というのも、発達検査における数値では支援学級(知的)は該当せず。
では支援学級(情緒)のほうかというと、特性がそこには該当しないのではないかというのが医師や幼稚園、療育の先生方、両親としての見解だったのです。
かといって、支援員がつかない通常学級でやっていけるのか?
結果として、わたし達は引っ越しをしました。
理由は、隣の学区の小学校のほうが発達障害に関する理解が深いと判断したからです。
一年生のスタートとして「支援学級の子は伸びない」と断言した校長がいる小学校に就学させるのはあまりにも不安でした。絶望しながら隣の学区へ見学・相談をさせてもらったとき、対応や理解のすばらしさに「地獄で仏とはこのことか」と実感したのをおぼえています。
そのあたりに関しては夫が詳しく書いています。
『支援級の子は伸びない』就学相談で校長から言われた衝撃の言葉 - のんびり息子と天パパパ
そして現在。
入学から2カ月がたちました。
息子は通常学級に通っています。
勉学や一斉指示の面では問題なくやっているようです。
しかし、とくに運動能力が低い息子。いちばんの悩みは体育です。
面談では、担任の先生が「決して無理せず、自己肯定感を損なわないやりかたでやっていきましょう」と言ってくださいました。
おかげで、息子の口から「学校が嫌だ」「体育が苦痛」という言葉が漏れたことは幸いなことに一度もありません。
先日、運動会がありました。
息子は集団のなかに混ざってはいるものの
周りに比べると動作が圧倒的にぎこちなかったです。
息子の身体能力に関しては「発達性協調運動障害」じゃないかと思っています。
ボールを投げる、ジャングルジムをのぼるなど、ほぼ無意識に身体を動かしてやるような動作ができない。
しかし現在では、この診断名自体あまり浸透していないらしく、発達を診てもらっている小児科医からもそれを言われたことはありません。
(追記:次の診断時に「発達性協調運動障害」と診断書にありました)
療育ができるような機関も、残念ながら近くにはありません。親が遊びながら療育的なことを取り入れてやっていくしかないのかな…と。
発達性協調運動障害については
☟こちらの記事がとても参考になりました。
発達性協調運動障害 第1回 不器用な子どもは発達障害の可能性が | Connect-“多様性”の現場から | ハートネットTVブログ:NHK
「周りのみんなはできているのに」という思い
わたしがサーモンランでちょくちょく感じている、
「どうしてみんなはあんな動きができるんだろう?」というのを
息子も普段感じているのだと思い知りました。
息子はよく小学校のことを話してくれるのですが、
先日は「牛乳パック係」を任されたそうです。
聞いてみると、給食で飲み終わった全員分の牛乳パックを水洗いしたあとに、手でやぶいてひらくのが「牛乳パック係」とのこと。
しかし息子はそれが「うまくできない」と言っていました。
「はやくできないから、AちゃんとBちゃんとCくんがてつだってくれた」とも。
まわりのお子さんが手を貸してくれるのは親としても涙が出るほどありがたいことです。と同時に、救いの手がいつもあると期待してはならないし、周りのお子さんたちにかける負担も考えなくてはならない…と暗澹たる気持ちになりました。
もう、小学一年生。
まだ、小学一年生。
本人が生きづらさを感じないために親として何をしてあげられるのか、してあげるべきなのか。思い知らされる毎日です。
家ではついつい甘やかしてしまうんですがね…
昨日クラスメイトに「チビ」と言われ『ぷんぷん怒って先生に言った』らしい息子。親が思う以上に学校で頑張ってるんだろうなぁと家ではつい甘やかしてしまう😳
— アマンダ@はてなブログ (@helmet_mom) 2018年6月6日
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